きままな備忘録

ジャニーズと発達障害のかけもちLife ヲタはやめられない

発達持ちが仕事を辞めて社会復帰するのも楽じゃない

 

失業手当のタイムリミットが近づいてきた3月中旬。新卒の就職活動が解禁されて約3週間が経ち、大学卒業してから1年が過ぎました。

激動の一年を経て、私は会社を辞めぷー太郎化してます・・。

 今回の記事は雑記に近い実録です。

 

1、なんで失業してしまったんだ…

私は、小学1年生で発達障害の診断を受け小学校〜大学まで普通の子と同じように進学しました。

できるアルバイトを探して働いたり、奨学金の為に勉強を頑張ったりと真面目な優等生(自分で言うのもアレですが)

周りは勉強ができるから就職活動も出来るだろうと思われていたのがしんどかったです。

なんやかんやで、卒業間際に就職先が決まりました。

大学卒業と同時に社会人生活を迎えることができたのが奇跡です。*1

しかも、新卒の職歴なんて全くないし、オープン就労だし…

そんなこんなで張り切って新社会人デビューしたものの「仕事が殆どない!!」という状況でした。

支援機関としてナカボツ(障害者 働き暮らし応援センター)が企業と私の間に入っていたので、状況打開の為に色々相談していたのにも関わらず改善しない日々が続きました。

沸を切らしたので、人事部の障害者雇用相談ダイヤルに一縷の望みを託して電話をかけました。

人事部の方は親身になって話を聞いてくださり、障害特性や現場の仕事内容にも一定の理解や現状を把握してもらいました。

だがしかし…

現場の上司は手のひらを返したように「今後の仕事内容や配慮事項を考える為に振り返りの機会を設けたい…」やお局様からのパワハラじみた呼び出しeta

 

働いてから半年以上経ってるのに、今更何を行ってるんだコイツら💢💢💢💢

 

私の精神衛生を悪化させる出来事が立て続けに発生したため、体調を崩しました。

その前から不眠に悩まされていたのでそれも関係してると思います。

病院で適応障害の診断を受け、2か月ほど休職しました。

その間は、傷病手当を申請したり精神科の通院や発達支援センターでのカウンセリングを受けながら社会復帰のタイミングを考えていました。

半年しか働いてなかったので、失業手当は貰えません。普通は…

でも、「特定理由離職者」に該当する可能性があると発達支援センターの先生に教えてもらい、ハロワにも聞きに行きました。

 

条件は下記のサイトにて↓

https://www.hellowork.go.jp/insurance/insurance_range.html

 

当時、通院していたので主治医に書類を書いてもらい、失業手当の申請が通りました。(奇跡的過ぎる)

また、国民健康保険の加入や国民年金の切り替えに加えて、保険料減免の申請を行いました。

諸手続きも初めて慣れなかったのでケースワーカーや社会年金労務士などの専門家が手続きのお手伝いをしてくれる制度があれば助かるのにと思います。(役所の説明は分かりにくいし、書類も複雑過ぎる)

 

2、失業状態からいざ就活へ

実際に就職活動をする際に利用したのはハローワークです。窓口対応や求人紹介は地域によって異なる事を実感しました。

 

それ以外に無料で利用できるところがあれば教えてほしいです。(特大フォント)

 

就労移行事業所や障害者職業センターの準備訓練も紹介してもらいましたが、あまりにも現実の職場や業務とかけ離れ過ぎているので利用したいとは思えず…

事務職に特化した事業所を見つけたりしましたが、遠方すぎて挫折。

学生時代から利用している京都の就労支援機関の講座を受けたり、カウンセラーとの面談で2月の合同面接会に向けての準備を着々と進めてきました。

大学の就職支援では補うことのできなかった「自己PR文の作り方」「応募書類のマナー」「障害との付き合い方」など自分にあった就活の知識を習得できたのが一番大きと思います。

就職活動の準備や先の見通しが開けてきたのもあり、精神状態が安定しはじめました。

 

3、障害者就職面接会の矛盾

就職活動の方法は色々あると思います。

ハローワークで求人検索をし、紹介状を貰って面接に行く

・障害者向けの転職サイトを利用する

・福祉就労(就労継続支援B型、就労継続支援A型、就労移行)

・求人誌など求人サイトから探す(クローズの場合)

ハローワークが主催する障害者就職面接会に参加する

 

私は、障害者就職面接会に参加して各企業との面接に臨んでいました。参加企業は障害者雇用に実績があったり、一定の理解を示している企業が大半です。補助金狙いのところもあれば、法律上雇わないといけないから募集しているところもあるはず)

面接会のメリットとデメリットは以下の通りです。

メリット:

この面接会は、支援者同伴で面接が受けられるのがメリットです。また、障害をオープンにして求職活動をするので「必要な配慮はありますか」という感じで企業が聞いてくれます。

一見、メリットが多そうに見えますが、9月と2月しか大規模な障害者合同就職説明会が開催されないんです!!

また、条件のよい企業は、面接を受けるだけでも半日待たないといけない。*2

 

例えば、希望職種: 事務職

              勤務時間: フルタイム(7〜8時間)

                             通院や体調やブランクも考えて短時間雇用(パートタイム等)から挑戦したい 

と仮定した上で、A社とB社とC社の求人を見比べます。

※あくまでも簡略化した求人です。

 

A社:医療機器系メーカー

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フルタイムの嘱託社員。雇用条件は12ヶ月ですが、条件付きで更新があります。また、正社員登用制度もあるので長く働き続けることが可能。図には書ききれませんでしたが、各種加入保険・年間休日数120日以上。と職種内容や福利厚生の面を考えると良さげな感じがします。しかし、1年間の有期契約で最長3年までの期限付き。無期転換ルールが適用されるか微妙なところ。

 

B社:地元密着型小売店

パートタイムの求人です。就業時間時間の相談は可能なので、朝起きるのが苦手な方は、出勤時間の変更もできるということなのでしょうか。(こういう状況で働いた事がないから分からない)

また、週所定労働日数も週3〜5程度。各種加入保険比較的、体調が安定してきて、長時間勤務に挑戦してみたい方には良いのでは。

 

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C社:中小製造加工メーカー

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上の2社は非正規雇用ですが、C社は正社員の募集です。

理想しては安定した給料と正社員で働きたい方が多いと思います。

しかし、事務職であっても総合事務職となると業務の幅が広くなり、求められる技能や仕事も非正規雇用とはかなり異なってきます。給与はすごくよかってもカラクリが仕掛けられていたりするんです…

 

偏に事務職としても幅広く、自分の特性を企業に伝えた上で配慮される環境が整ってる訳ではないと思います。

私は、面接会は惨敗したので非正規クローズで働いています。

官公庁含め地方公共団体での雇用率未達成を受けて、事務補助等の採用面接が始まっています。

現に、私の職場でも現場実習を経て面接を受けて、採用された方がいます。

現場の実情をよく把握していないのに、雇用する必要はあるのでしょうか。働く側は働く意欲があって頑張りたくて、職場に馴染もうと頑張っています。

フルタイムの週5で働きたくても、職場に任せられる業務があるか分かりません。

ただ、前職での悲しい経験から現場の声と人事側の声はちゃんと擦り合わせる必要があると思います。

新聞には、「改正障害者雇用法が成立」という見出しを見ました。

手帳を持ってない発達障害者や発達グレーゾーンも視野に入れてますか?

障害のある方の声が反映された法律なのでしょうか。

ただのやっつけ仕事なら、所詮お役所仕事なんですね。

*1:詳しいことは過去記事を見てください

*2:面接会のルールがややこしい。