続いていく歴史を紡ぎつづけるのは難しい えび座2018
ABC座2018 ジャニーズ伝説を観て来ました。
正直な所、「また!?ジャニ伝なの?」と思いました。
しかし、初演や去年のジャニ伝とは全然違う!
より洗練された内容でした。
去年に引き続き、記録として記事に残したいと思います。
1、観劇日
往復夜行バスの弾丸遠征で20日昼夜公演見てきました。
えび座の期間と河合くんの誕生日って重なることが多いんです。
筆者は河合担です。10月20日は特別な日でもあります。
ファンにとっては1年に1度だけ訪れる記念をお祝いすることができる貴重な公演日。
去年や一昨年は平日の1公演のみだったの倍率が高かったと思います。
誕生日を避けて、平日公演に絞って申込をしています。
カレンダーと公演日程を確認すると、土曜日ではないか!奇跡的に昼公演と夜公演があったのです。
どっちかが当たればいいよねと思ってました。
その後、抽選結果の日を迎え「夜公演当たったよ!」のメッセージを確認しました。やった!念願の誕生日公演入れる!!と安堵したのもつかの間。
偶然すぎる奇跡はまだ続いたのです。
自分のメールを確認すると「おめでとうございます。第1希望での当選です」の文面。
嘘でしょ…
当選してた(号泣)
河合くんの誕生日を祝えるなんて…
新社会人となり、慣れない環境でのストレスで疲弊していた私はこの大きすぎるプレゼントを受け止められませんでした。
今でも、当選したのが信じられないです。
2、去年との違い
Twitterで「ジャニワ?トニトニ?」という不安な点もありましたが、幕が上がればそんな不安も何処へやら…
1幕で完結させるってどういうこと?夢ハリはあるのか?
いや!去年よりもパワーアップしている。
今年もWe‘re ジャニーズで始まると思いきや、新曲がある!*1
ステージから降りてくるトラジャとMADEの手拍子に合わせて、「ABCZ…ABCZ…」と流れてくるメロディー。
そして、シルエットで登場するABCZ。カッコいい(語彙力)
ジャズ調のリズムと各グループの看板、Hollywoodサイン調のフォントといった感じに視覚的演出のオンパレード。
内容構成が凝縮された分、2幕の威力が凄かったです。
去年の感想は、こちらを見てください。
より史実に基づいた舞台になったのが大きな点だと思います。去年は2014年以来の再演だったのでジャニーズが経験してきた歴史を彼らの視点で追体験する感じに近いです。
去年の内容があおい輝彦さん視点だとすると今年はジャニーさん視点。
過去映像や写真資料も豊富でした。事務所の歴史を辿る舞台なので史料(資料)収集がどうなっているのか気になります。
軽い気持ちで、NDLで「ジャニーズ レコード」と検索するも上手く調べられない。*2
観劇の3日前、NHKの「ごごナマ」にあおい輝彦さんが出演されるということで番組を見ました。*3
初代ジャニーズとして、歌って踊れる男性アイドルの先駆者が経験してきた出来事が演じられているという事実。
当事者が語る言葉ほど印象に残りやすい。ジャニーズ解散のシーンでは、番組で話されていた言葉を脳内で反芻しながら見ると、色々な事を考えます。
去年のパンフレットと見比べたのですが、曲目の変更や簡潔にまとめられた感が強いです。
1幕の終わりで思わず、ほろっとしました。
3、度肝を抜かれた2幕
1幕で物語が完結した分、2幕の公演時間が伸びました。
年末のカウントダウンライブを彷彿させるジャニーズ歴代メドレー!
赤い衣装を身に纏い、背中にJohnny‘sの文字。*4
曲目と曲順は去年の2幕とほぼ変わりないです。嵐以降のデビュー組と修二と彰やKEN★Tackyを追加した感じです。
えびがKing&Princeの「シンデレラガール」を歌う日が来るなんて…*5
去年と決定的に違うのは、5人のソロコーナーがあるんです!!
橋本良亮 Kinki Kids/愛のかたまり
橋本くんと言えば、恋涙と愛のかたまりです。
モニターに降り積もる雪と歩道を歩く映像が世界観に引き込んでくれる。そして、シングルverではなくアルバムverなのでよりしっとりとしたメロディーラインが切ない。
伸びやかで甘い歌声が持ち味で魅せるのはっしーソロの特徴。声量あるんだから、もうちょっと頑張ってよ。(本心)
松松*6と閑也くんのダンスに語彙力を無くしました。ダンスというよりも身体表現って言った方がいいです。歌詞に沿った振りが優美で綺麗です。指先まで全神経を集中させた踊り方と表現力の高さと表情が素晴らしい。特に閑也くん!
衣装は、SLTのソロで着ていたRの刺繍が入ったジャケット。
五関晃一 タッキー&翼/仮面
タキツバは、えびきすが一番お世話になった先輩です。お察しの通り、9月初頭に衝撃が走りました。
五関くんは、タッキーのディナーショーや滝沢歌舞伎の振り付けにも関わってます。
尊敬の念も込められたソロコーナーだと思ってます。
仮面の歌詞とMVが好きなので、どんな演出なのかと期待してました。
変面がすごく印象的です。
ゆっくりと仮面を一枚ずつ捲り、Jrに渡す指先が好き。
重力とJrを操る感じが五関ソロの見どころ。小さい身体で表現する踊りも五関くんっぽいと思いますが、変面の技術には敵わない。ジャニーズのお家芸ですね。
衣装は、イノッチから頂いたサテン生地っぽい光沢ブルーのスーツ。
塚田遼一 KAT-TUN/喜びの歌
塚ちゃん風にアレンジした喜びの歌。
なかなか衝撃的でした。亀梨くんがびっくりするのも分かる。
最初の「イエ〜イ」がサンシャイン池崎。
宮田くんのヲタクだってIt‘s All rightを見てる感覚です。ノリがいいので手拍子が弾む。
「今日はここで眠りたい」のフレーズで両手を合わせて眠るポーズをするのが可愛い。
衣装はReboot!!!
河合郁人 Kis-My-Ft2/Tonight
デビュー前のキスマイが持っていたWild&Sexyを前面に押し出した一曲。
今年もツアーで歌ってくれました。(大歓喜)
河合くんがキスマイのことが好きすぎるのが伝わってくる。
藤ヶ谷くん!!早く、観に来て!
ただひたすらカッコいいの一言に尽きる。Tonightの河合くんがマジでかっこいいとは聞いていましたが、予想以上。
オタサマよりも本気でカッコいい河合郁人を見させてもらいました。
イントロが流れた瞬間、心の中で大きくガッツポーズを決め、キタぁぁぁあぁーー
と叫びたかった。
振りはキスマイではなく、オリジナル感が強かったです。
コイベビで演じたハシの妖艶さとファンが見たい・当人がやりたいかっこよさを混ぜたソロ。
サビの腰つきがエロい。
河合ソロになると周りの客席が一斉に双眼鏡を構え、ステージをロックオン。
無我夢中で双眼鏡を除いたり、肉眼で確かめるように振りや表情を確認してました。
ただ…はだけたときに見える身体が見るに耐えない。華奢で細いのに、運動量激しすぎる舞台の所為なのか肋が浮いてしまうほど、痩せてる。昼公演の会見で洗濯板みたいと言っていたのが悲しいです。
ご飯たくさん食べて、体重戻して、ほどよい筋肉つけてね。
衣装はOTAGI☆SUMMER
今回のソロで唯一、原曲を聴いたことのない曲。行く前にMVを探してみましたが、メッセージ性の強い感じがします。とっつーっぽいなぁ。
コンサートのソロコーナーで見る姿とは全く違う。普通にカッコいい。
黒スーツに黒ハット、特徴のある歌声。
Jrの衣装との対比が良かったです。宙を舞うハット、最後の奈落落ち。
言葉で表現するのが難しいから、円盤化希望。
早替えや生ワンカメ、歴代大型装置の紹介からの5Box。
ABC-Zってはっしー以外は30代なのに、体力おばけすぎる。
ジュディオングみたいなピラピラやオレンジの生地と花鳥図を組み合わせた衣装。
ABCZメドレーでは、生ワンカメやLegend story(ジャニ伝といえば、ネバマイよりもこの曲)TwinkleTwinkle ABC-Z、そしてVanilla。
えびを好きになるきっかけとなった一曲の演出が素晴らしい。大好き。
いくつ目があっても足りないぐらい、圧倒されました。
4、感想&まとめ
昼公演で緊急記者会見があり、非常に驚きました。*7
取材カメラや報道陣の数が多かったです。テレビで見かける芸能リポーターさんの姿もありました。
河合くんの口から重大発表がありますと聞いた時は身構えました。
「河合郁人、結婚します!」「嘘です!」
ちょっと、ちょっと!その冗談めいた発言は肝を冷やしました。膝から崩れ落ちそうな勢い。
ちゃんとお誕生日もお祝いしました。
戸塚くんが大きなバースデーケーキを運び、「ふみきゅん、お誕生日おめでとう」と音頭を取ってくれました。実に良きふみとつ。
スティービーじゃないHappy Brithdayを合唱し、ニコニコした河合くんの顔が忘れられない。*8
31歳の抱負も語ってくれました。
「MC力を磨いて、レギュラー番組を増やしたい。勢いのあるタレントになりたい。40歳までに冠番組を持ちたい。中居くんみたいに名前の入った番組をやりたい。」
昼公演で盛大にお祝いしたから、夜公演のカーテンコールはないだろうと思ってました。
ところが、鳴り止まない拍手が続き、バスローブ姿の河合くんが登場。
「シャワールームから拍手が聴こえてきて、扉を開けたら舞台袖に繋がってた!」「みなさんがお祝いしてくれている事を何らかの方法を通して見ています。」(Twitterでエゴサしてるであろう発言)
楽屋に入りきらないぐらいのお手紙や全国のファンに対する感謝のコメントなど。すごく温かな空気で満たされたカーテンコール。投げちゅーもいただきました。
まだまだ、書き足らないことばかりですが、今年も観劇することができて本当に良かった。
去年から今年にかけてジャニーズ事務所が変化する時期になってきていると思います。
緞帳に対しては若干モヤモヤする点がありました。
引退や脱退、デビューといった出来事が続くと、自担がいつまでもジャニーズでいてくれるとは限らない。一期一会の現場が凄く重みを帯びてくる。
だからこそ、歴史を振り返るためにもなんらかの形で残す必要があると思ってます。
続いていくであろう歴史を紡ぎつづけるのは並大抵ではないです。経験した当事者がいなければ、語り手や記憶物がなければ風化する。
ジャニーズの本質は舞台に宿る。
長々と失礼いたします。