きままな備忘録

ジャニーズと発達障害のかけもちLife ヲタはやめられない

再演 コインロッカーベイビーズ

 今年の2月27日にFCメールでコインロッカーベイビーズが再演されるという事を知った。

公演期間中にハシとキクの役が入れ替わるというWキャスト。

しかし、初演で何役も演じていた真田くんが出演しないのがショック。

さなぴーではなく、MADEの秋山くんと福士くんが初参加するみたいなので注目しておこう。彼らがどんな役を演じるのが気になるが、さなぴーの演技が見たいという気持ちがどこかにある。

ファンになってから、自担が出演する外部舞台やえび座を含めジャニーズ内部の舞台を見に行く機会がなかった。

初演の2016年は、ジャニーズ野球大会や大阪城ホールでのコンサートといった風にジャニヲタらしい現場参加が出来た年でもある。その1年で一番印象深いのがこの舞台。

また、舞台が始まる3ヶ月前には、あの軍艦島にも行ってました。その時は、ハシとキクが孤児院から桑山夫妻に養子として引き取られ、少年時代を送った島とは知らずに。

 

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波が高いと上陸できない軍艦島。撮影:筆者

 

 

だからこそ、コインロッカーベイビーズの再演はすごく嬉しいかった。しかも、ハシとキクの役が入れ替わるというWキャストに加え、楽曲も増えたらしい。

えぇっ?楽曲が増えた??

河合キクも見たい。

一般でチケットを取ろうとしましたが、親の圧力に押されて断念。

また、舞台発表メールが届いた時は、会場も初演と同じ会場なのかと思ってました。

しかし、まさかの豊中!!

豊中文化芸術センターってどこ??

阪急宝塚線なんて乗ったことない…

とにかく、初演の会場よりも交通の便が悪くて移動に苦労しました。

今回は8/11昼公演「橋本キク・河合ハシ」回の感想です。

初演を見に行った時は原作を5周くらい読んでから見に行きましたが、再演時は体調不良やら本を読む気力がなかったので、曖昧な記憶を頼りにしながら観劇に臨みました。

  1、あらすじ

改めて、コインロッカーベイビーズとはどんな作品なのか。

小説の内容をまとめることができないので、舞台サイトを見てくれ!!

コインロッカー・ベイビーズ| PARCO STAGE

 2、曖昧な初演の感想

    2年も経つと人の記憶が曖昧になり、初演の感想を纏めた手帳を見返してもあまり思いだせない。

 そういえば、ジャニーズ楽曲大賞2016に投票してたんです!!

 

   「 初めて、自担が出演する舞台に参戦できたので、とても印象に残っています。 村上龍さん原作の小説を舞台化ということなので小説を読んで予習していきました。 小説は、社会的な部分や登場人物が複雑に混じりあっていて、こんな難しい小説を舞台化するのは大変だと思いました。 物語にいるハシとキクを彼らはどんな風に登場させてくれるのだろうかと少し不安でした。しかし、とても難しい役柄を自分たちなりに表現し、演じきっている姿を観ると、もっと新しい一面を見たいと感じされてくれました。橋本くんは、いつもの元気で明るい雰囲気とは違ってどこかに影をもっていたり、悲哀を帯びた演技がすごかった。 河合くんは、いつものおちゃらけから一転、笑いゼロのクールなキクを見せてくれて、やっぱり自担はかっこいいと惚れ惚れしました。 いつもと違う歌い方や役に対する姿勢がよく伝わってきました。豪華な出演者に加えて、バンドによる生演奏は迫力がありました。各登場人物が抱えている闇や人生を引き出してくれる楽曲、人間関係、コインロッカーに捨てられて二人の運命など、最初から最後まで目が離せませんでした。 主演の二人ばかりではなく、1人で何役も演じていた真田くんの演技力はすごかった。」

http://j-m-a.info/award2016/

 

舞台の内容よりも世界観や役者の演技力に圧倒されたというのが一番の感想。

小説を読み進めていくと、描写や言葉回しが生々しい。

正直なところ、 幕が上がるまでは、原作の印象が強く見るのが怖かったです。

河合くんの格好良さ、橋本くんの狂気に満ちた演技。

Hazy Loveは、このときのアンサーソングなのではと推測されている。

 3、再演とWキャスト

再演期間中にコンサートツアーも同時並行に行なっているのが怖い。

大千秋楽の富山公演は、広島公演との反復横跳び状態。

ハシ役とキク役が公演ごとに入れ替わるので、「頭の中がごちゃごちゃになる」という記事を見て追い込まれるなぁと思ってしまった。

 

パンフレットが初演時よりもサイズが大きい。

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上が初演のパンフレット、下が今回のパンフレット

左が河合くんで、右が橋本くんのように見える。

 

パンフレットを見返すと、追加されたシーンが多かったです。

芝居中心の初演に比べるとミュージカル感が増したようにも思えた。

1幕と2幕の終わりがかなり変化していてビックリするとともに、小説の一部分を深堀りした感じがする。

会場に入り、あのセットが目に入り、懐かしいと感じた。

最初のコインロッカーの叫びはおどろおどろしく、生に対する狂気がすごかった。

免疫ができているのかそれほど怖いと感じなかった・・。

ハシを演じた河合くんの演技力と歌唱力がすごかった。

歌が上手くなってる!!

もう、はしきゅんのセリフや表情にどんどん魅せられ、引き込まれていった。

河合くんのハシは、愛よりも母性を強く求めているんだと思った。

はしきゅんは、幼子」この一言に尽きる。(雑)

終始、目が潤んでるし、感情表現が豊かで細かなところまで役を意識してるんだと思いました。

スタンドマイクを撫でるように歌う姿や閉鎖病棟で拘束具から手首を外すシーンや

二ヴァを刺した後の顔、キクを見つめる表情など・・・。

勿論、例のシーンは双眼鏡をロックオンして見てました。

変にいやらしい感じがしなくて、すごく色っぽい。

橋本くんのキクはすごく男らしくて、アネモネとのシーンはカレカノ感が強かったです。耳元のピアスがきらりと輝いてた。

筆者が好きなワニの国もさらにパワーアップしてて、サントラが欲しいぐらいキャッチーで耳に残る。

リオちゃんの演じるアネモネは等身大の少女っぽさが強い。

えび座にも出演してくれているMADEの秋山くんと福士くんも凄かった。

特にタクシードライバーのシーンが強烈にこびりついてます。

少し、残念だったのは最後のシーンです。

どうしても初演の印象が拭えない。


4、まとめ

今回は、客席とステージの距離が近くて迫力があった。

暗転の時の移動やセット転換など舞台の裏側も見えてよかったです。

初演では気が付くことができなかったダンサーさんの動きやアドリブ、場面の切り替え

がきちんと見られたので、お値段以上の価値です。

時折、架線が燃えて火花が散るような音がして、びびりました。

聴覚過敏なので、少し苦手な音で片耳をふさぎながら見てました。

2階席までカーテンコールで回るというアイドルサービス全開。

一人の役者として舞台に立っている2人はすごくかっこいい。

大千秋楽の成功を祈りながら、LBT参戦に向けて生きようと思います・・・。

 

 

 

 

 

 

 

p.s.駅員さんのアドリブは、「暑いな。最高気温36度って東京よりも暑いじゃないか」

でした。